新年あけましておめでとうございます。
イギリスではお正月よりクリスマスが休暇のメインです。クリスマスが休みではない日本で、欧米からの学生や教員の気分が塞いでいるのを見たことがありますが、理解できる気がしました。日本の元旦のように、この日は「休みモード」になる習慣がついているのだと感じました。
クリスマス直前からお休みになっていた大学も今週から一気に動き始めました。来週からは試験期間で、今週からエッセイ等課題の提出締切が設定されている科目もあり、授業は始まっていないものの、図書館は学生で溢れかえっています。
今週からと書きましたがそれは学食や事務局などで、図書館は3日から開館しました。特に試験期間の10日間については、24時間無休で開館するそうです。情報は図書館のホームページでタイムリーに目立つようにアナウンスされていました。学生にとっては便利なサービスです。
試験に関して、図書館が提供している様々な学習支援資料の中には、「試験のプレッシャーに打ち勝つ方法」「試験勉強の方法」などもあり、試験時間をどのように配分して問題に取り組むべきかなどの解説までもがありました。
図書館以外では、学食が試験期間中は夜の12時までスープとパンのセットメニューを提供し、無料の朝食も提供されるそうです。
さらに学生寮では、「Exam Quiet Period」と銘打って、2週間は騒音を立てずできるだけ静かにするように、もし邪魔になる騒音があれば、寮の管理人もしくは大学の管理課にすぐに苦情の電話ができる、という通知がありました。
授業への出席率や授業中の発言などは考慮されず、試験の結果が成績の全てに反映されるため、学生は日本と比較してより必死に試験に取り組んでいるという印象を受けました。それに応じて大学側(学食は学生ユニオンですが)のこのような支援体制が生まれたのでしょうか。
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