オリエンテーションの一貫として、留学生向けに「カルチャーショックドラマ」と題したセッションがありました。
前に勤めていた日本の大学と同様、こちらでもUカーブ理論(正確に言えばこちらでは帰国後についても言及したWカーブ理論)を示しての説明でした。興味深かったのが、ボランティア団体の演劇で説明が行われたことです。アメリカ出身の学生がイギリスに来て直面したカルチャーショックをドラマ仕立てで見せ、途中で説明が入るというものです。内容がユーモアにあふれていて、イギリスに到着して間もない留学生達がたくさん笑ってリラックスできる場にもなっていました。
内容は、イギリス人は「列をつくって必ずそれに従う」「電車の中で見知らぬ人に話しかけない(天気の話しだけは別)」、あるいはイギリスは「雨がよくふる」「寒い」など守るべきルールやネガティブに捉えがちなことをユニークに見せていました。
「異文化適応のプロセスとして『イギリスなんて大嫌い』『大学が最悪』『自分は最低の選択をした』と感じる時期は皆が経験することです」と最初に言われると、実際にそうなった時により客観的に捉えることができ、不安・不満が軽減するかもしれませんよね。
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